無職の花子さん事前に聞いてた就業条件と実際は違ってたという話を聞いたことあるわ。



実際に働いてはじめて気付くことは多くあります。入社後によくあるトラブルについて一緒に見ていきましょう。
最終更新:2026年5月
入社後によくあるトラブルとは


「入社したら話が違った」
「試用期間だから仕方ないと言われた」
「残業代が出ない、有給も取りづらい…」
入社後は、労働条件や職場環境をめぐるトラブルが起こることがあります。
特に入社直後は、「まだ新人だから言いづらい」「すぐ辞めるのは良くないかもしれない」と我慢してしまう人も少なくありません。
しかし、内容によっては、会社側に問題があるケースや、法律上認められない扱いになっているケースもあります。
ここでは、入社後によくあるトラブルや注意点、困ったときの相談先について、初心者向けにわかりやすく解説します。
スポンサーリンク
入社後に「聞いていた条件と違う」と分かった
入社後に多いのが、求人票や面接で説明された内容と、実際の労働条件が違うというトラブルです。
特に多いのは次のようなケースです。
・聞いていた給料より低い
・残業が少ないと聞いていたのに毎日残業がある
・土日休みと聞いていたのに休日出勤が多い
・仕事内容が違う
・勤務地や配属先が違う
・正社員採用だと思っていたのに契約内容が違う
会社は、労働者を採用するときに、賃金や労働時間、休日、仕事内容などの労働条件を明示する必要があります。
また、2024年4月からは、就業場所や仕事内容について、将来的に変更される範囲も明示対象になっています。
口頭説明だけで判断せず、労働条件通知書や雇用契約書を必ず確認しておきましょう。
求人票や面接時の説明と大きく違う場合は、会社へ確認し、必要に応じてハローワークや総合労働相談コーナーへ相談することも大切です。
職場の雰囲気や人間関係が合わない
「思っていた職場と違う」
「人間関係がきつい」
「職場の空気が合わない」
入社後に、このように感じる人もいます。
会社のホームページや求人票だけでは、実際の雰囲気までは分からないことがあります。
特に、下記ようなの環境は、入社後に初めて分かるケースも少なくありません。
・質問しづらい
・教育がほとんどない
・常に人手不足
・怒鳴る上司がいる
・人の入れ替わりが激しい
もちろん、多少の相性はどの職場にもあります。
ただし、暴言、無視、過度な叱責、嫌がらせなどが続いている場合は、ハラスメントに該当する可能性もあります。
体調に影響が出る前に、周囲や相談窓口へ相談することも重要です。
職場での嫌がらせやハラスメントに悩んでいる方は、職場ハラスメントの種類と対策|相談先や具体例を解説も参考にしてください。
試用期間中によくあるトラブル
会社によっては、入社後に試用期間が設けられている場合があります。
試用期間は、勤務態度や適性などを確認するための期間ですが、試用期間中でも労働者としての権利があります。
そのため、下記のような扱いが、必ず認められるわけではありません。
・社会保険に入れてもらえない
・残業代が出ない
・突然辞めるよう言われる
・理由なく本採用を断られる
また、「試用期間だから自由に解雇できる」というわけでもありません。
特に、入社から14日を超えて働いている場合は、原則として解雇予告のルールも関係します。
納得できない理由で辞めるよう求められた場合は、解雇理由証明書を求めたり、総合労働相談コーナーなどへ相談したりすることも検討しましょう。
社会保険や雇用保険に入れてもらえない
「試用期間中だから保険に入れない」
「アルバイト扱いだから対象外」
入社後に、社会保険や雇用保険の加入について、このようなことを言われるケースがあります。
しかし、加入条件を満たしている場合は、試用期間中でも健康保険、厚生年金、雇用保険の対象になることがあります。
特に、下記のような場合は注意が必要です。
・正社員として働いている
・所定労働時間が長い
・長期間働く予定になっている
また、下記のようなケースもあります。
・給料から保険料だけ引かれている
・保険証が届かない
・雇用保険番号が分からない
社会保険や雇用保険は、病気、失業、将来の年金にも関わる重要な制度です。
不安な場合は、会社任せにせず、年金事務所やハローワークへ確認しましょう。
残業代が出ない・休みが取れない
入社後は、労働時間や休日に関するトラブルも多くあります。
特に多いのは次のようなケースです。
・サービス残業がある
・残業代が支払われない
・有給休暇を使わせてもらえない
・休憩時間が取れない
・休日出勤が多い
・タイムカードを先に切るよう言われる
残業代や有給休暇には法律上のルールがあります。
そのため、会社独自のルールだけで自由に決められるわけではありません。
また、勤務時間の記録は重要です。
・タイムカード
・勤怠アプリ
・メール送信時間
・業務日報
などは、後から確認するときの資料になります。
長期間改善されない場合は、労働基準監督署などへの相談も検討しましょう。
残業代が出ない場合やサービス残業が疑われる場合は、サービス残業とは?違法になるケースと残業代を解説も参考にしてください。
スポンサーリンク
入社後すぐに辞めたくなった場合
入社後すぐに、出社したくないと感じる人もいます。
「この会社は合わないかもしれない」
「求人内容と違う」
「毎日つらい」
特に、下記のような場合は注意が必要です。
・労働条件が大きく違う
・違法な働かせ方をされている
・ハラスメントがある
・体調に影響が出ている
「すぐ辞めたらダメ」と無理を続けると、状況が悪化することもあります。
まずは家族や公的な相談窓口など、第三者へ相談しながら状況を整理してみましょう。
ハローワークへの就職報告を忘れる
失業保険を受けながら就職活動をしていた人は、就職が決まった場合、ハローワークへの申告が必要です。
就職したことを申告せず、失業保険を受け取り続けると、不正受給と判断される場合があります。
不正受給になると、下記などが対象になることがあります。
・基本手当の返還
・追加の納付命令
また、条件を満たせば、再就職手当を受け取れる可能性があります。
ハローワーク経由だけでなく、求人サイトや自己応募で就職した場合でも対象になることがありますので、早めに確認しておきましょう。
就職報告を忘れた場合のリスクは、失業保険の不正受給はどこから?バレるケース・罰則を解説も参考にしてください。
入社後のトラブルはどこへ相談する?
入社後のトラブルは、内容によって相談先が変わります。
| 相談内容 | 相談先 |
|---|---|
| 労働条件やハラスメント | 総合労働相談コーナー |
| 残業代未払い、労働時間、有給休暇 | 労働基準監督署 |
| 雇用保険、失業保険、再就職手当 | ハローワーク |
| 健康保険や厚生年金 | 年金事務所 |
| 会社との法的トラブル | 弁護士、法テラス |
相談時には、求人票・労働条件通知書・給与明細・勤怠記録・会社とのメールなどを整理しておくと、状況を説明しやすくなります。
入社後のトラブルで特に注意したいケース
入社後のトラブルの中には、放置しない方がよいケースもあります。
・給料が支払われない
・長時間労働が続いている
・パワハラや嫌がらせがある
・突然解雇を告げられた
・社会保険に入れてもらえない
などは注意が必要です。
「新人だから仕方ない」と我慢してしまう人もいますが、問題が大きくなる前に確認や相談を行うことが大切です。
一人で抱え込まず、公的な相談窓口も活用しながら対応していきましょう。

