人材確保対策コーナーとは

人材確保対策コーナーは、介護・医療・保育・建設・警備・運輸など、人材不足が続く分野への就職を重点的に支援するハローワークの専門窓口です。
厚生労働省では、これらの分野を対象に、求職者と事業所の双方を支援する「人材確保支援の総合専門窓口」として案内しています。対象分野に詳しい職員などが、職業相談や求人紹介、説明会・面接会などを通じて、仕事を探す人と人材を募集する事業所のマッチングを支援しています。
「介護や保育の仕事に興味はあるけれど、自分にできるか不安」
「未経験でも応募できる仕事を探したい」
「求人票だけでは仕事内容が分かりにくい」
このような方は、人材確保対策コーナーを利用することで、対象分野の仕事について相談しながら求人を探しやすくなります。
ハローワークでは求人紹介や職業相談のほか、雇用保険の手続き、職業訓練に関する相談なども行っています。基本的なサービス全体を知りたい方は、ハローワークでできることとは?利用できるサービスを解説も参考にしてください。
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対象になる主な仕事
人材確保対策コーナーでは、主に人材不足が続く分野の仕事を扱っています。
主な対象分野は次のとおりです。
・介護
・医療
・保育
・建設
・警備
・運輸
厚生労働省の公式ページでは、医療・介護・保育・建設・警備・運輸などが対象分野として案内されています。神奈川労働局でも、医療・福祉、建設、警備、運輸などを「雇用吸収力が高い分野」として、総合専門支援窓口で一体的に支援すると説明しています。
具体的には、介護職、保育士、保育補助、看護師、建設作業、警備員、ドライバーなどの求人が対象になります。
資格や経験が必要な求人もありますが、未経験から応募できる仕事が見つかる場合もあります。
どんな人が利用できる?
人材確保対策コーナーは、対象分野の仕事に関心がある方が利用できます。
失業中の方だけでなく、在職中で転職を考えている方、パート・アルバイトを探している方も相談できます。厚生労働省の公式ページでも、在職中の方や、パート・アルバイト希望の方も利用できると案内されています。
特に、次のような方に向いています。
・介護、医療、保育の仕事に興味がある
・建設、警備、運輸の仕事を探している
・資格や経験を活かせる仕事を探したい
・未経験でも応募できる求人を知りたい
・職場見学や説明会に参加してから考えたい
・求人票だけでは仕事内容が分からず不安がある
「まだ応募するか決めていない」という段階でも相談できます。
いきなり面接に進むのではなく、まず仕事内容や働き方を知りたい方にも利用しやすい窓口です。
相談できる内容
人材確保対策コーナーでは、求人紹介だけでなく、仕事選びに関する相談もできます。
主な相談内容は次のとおりです。
・希望に合う求人の探し方
・対象分野の仕事内容
・資格や経験の活かし方
・未経験で応募できる求人の確認
・職場見学会や説明会の案内
・応募前の不安や疑問の相談
・履歴書や面接に関する相談
厚生労働省では、専門知識を持つ職員などによるマッチング支援を行うと案内しています。また、職業相談・職業紹介だけでなく、セミナー、合同就職面接会、事業所説明会、職場見学会なども支援内容に含まれています。
求人票を見ただけでは、実際の仕事内容や職場の雰囲気までは分かりにくいことがあります。
人材確保対策コーナーでは、求人情報だけでなく、業界の特徴や職場に関する情報も確認しながら仕事を探せます。
ハローワークの相談窓口でどのようなことを話せるのか詳しく知りたい方は、ハローワークの職業相談とは?相談内容や求職活動実績を解説も参考になります。
職場見学会や説明会に参加できる場合もある
人材確保対策コーナーでは、職場見学会、仕事体験会、事業所説明会、就職面接会、セミナーなどが行われる場合があります。
神奈川労働局でも、説明会や面接会、事業所の見学と面接を組み合わせたツアー面接会など、求人者と求職者のマッチングを促進するイベントを開催すると案内されています。
求人票だけを見て応募するのが不安な方は、説明会や見学会を利用すると、仕事内容を具体的にイメージしやすくなります。
ただし、イベントの内容や予約の有無はハローワークによって異なります。
参加したい場合は、利用するハローワークの公式ページや窓口で確認しましょう。
利用するときの流れ
人材確保対策コーナーを利用したい場合は、まず近くのハローワークを確認します。
すでに求職登録をしている方は、窓口で人材確保対策コーナーを利用したいことを伝えると相談しやすくなります。
まだ求職登録をしていない方は、ハローワークで求職登録を行ったうえで、求人検索や職業相談を進めます。
基本的な流れは次のとおりです。
1.近くのハローワークを確認する
2.求職登録をする
3.人材確保対策コーナーまたは職業相談窓口で相談する
4.希望する仕事や働き方を伝える
5.求人紹介、説明会、職場見学、応募などに進む
相談は無料です。
予約が不要な場合もありますが、担当者制の相談やイベント参加では予約が必要になることがあります。
利用前に整理しておくとよいこと
相談前に希望条件を整理しておくと、求人を探しやすくなります。
すべて決まっていなくても問題ありません。
ただ、次のような点を考えておくと、窓口で相談しやすくなります。
・希望する職種
・働きたい地域
・フルタイムかパートか
・希望する勤務時間
・持っている資格や経験
・未経験でも応募したいか
・職場見学や説明会に参加したいか
介護の仕事に興味があっても、体力面や勤務時間が不安な方もいます。
保育や医療の仕事に関心があっても、資格が必要なのか分からない方もいます。
そのような場合も、最初から応募先を決める必要はありません。
まずは相談しながら、自分に合う働き方を探すことができます。
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事業所向けの支援も行っている
人材確保対策コーナーは、仕事を探す人だけでなく、人材を募集する事業所向けの支援も行っています。
神奈川労働局では、事業所向けに、求人充足に向けたコンサルティング、求職者への事業所・求人情報の提供、業界PR、説明会・面接会などのマッチング機会の提供を行うと案内しています。
つまり、人材確保対策コーナーは、求職者だけを支援する窓口ではありません。
仕事を探す人と、人材を求める事業所の両方を支援し、対象分野の就職につなげるための窓口です。
すべてのハローワークにあるわけではない
人材確保対策コーナーは、すべてのハローワークに設置されているわけではありません。
厚生労働省は、全国の人材確保対策コーナーの設置箇所を公式ページで案内しています。
また、神奈川県では、ハローワーク横浜、戸塚、川崎、平塚、藤沢、相模原、川崎北、港北の8か所に設置されています。神奈川労働局では、コーナーが設置されていないハローワークでも、医療・福祉、建設、警備、運輸などの分野に関する支援やミニ面接会を行う場合があると案内しています。
近くのハローワークに人材確保対策コーナーがない場合でも、対象分野の相談ができることがあります。
まずは最寄りのハローワークで確認してみましょう。
人材確保対策コーナー以外にも、若者向け、子育て中の方向け、外国人向けなどの就職支援窓口があります。自分に合う相談先を探したい方は、目的別に使える就職支援窓口も確認しておくとよいでしょう。
人材確保対策コーナーを利用するときの注意点
人材確保対策コーナーを利用する前に、次の点は確認しておきましょう。
・設置されているハローワークが限られる
・対象分野や支援内容は地域によって異なる場合がある
・説明会や面接会は予約が必要な場合がある
・求人によって必要な資格や経験が異なる
・開庁時間や窓口の場所は各ハローワークで確認が必要
特に、職場見学会や説明会に参加したい場合は、開催日や予約方法を事前に確認しておくと安心です。

