派遣社員から正社員になれる人

国内の労働者で正社員として働いている人は、約6割となり、残りの4割が非正規雇用で働く人(派遣社員・パート等)ということになります。

中には派遣社員から正社員・契約社員になる人もいますが、一体どのような人が採用されているのでしょうか?

派遣社員から正社員になれる人についてわかりやすく解説します。

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派遣社員から正社員になるパターン

派遣社員から正社員になれる人に多いのが、派遣社員として長期で働いており、当たり前ですが企業側が採用したいと思われる人材になります。

職場での経験、人柄、能力、年齢等をクリアしていなければ難しいでしょう。

最近、派遣社員は同じ企業の同じ部署にて働くのが最長で3年間までと決められており、このタイミングで正社員として雇用されるパターンが多くあります。

企業側も派遣社員が自分の会社にとって本当に必要な人材かどうかを見極める良いタイミングにもなります。

過去には企業方針で非正規雇用社員を正社員にしているケースがあります。※過去に三井住友銀行が派遣社員2000人を正社員にしています。

紹介予定派遣を利用する

人材会社の求人には「紹介予定派遣」という雇用形態があります。

紹介予定派遣とは、最長で6か月間の派遣期間が完了した後に労働者と派遣先の企業において直接雇用契約を結ぶことを紹介予定派遣と呼びます。

実際に一定期間働くことで職場の雰囲気や仕事内容を体験した上で社員になるかの選択が可能なため、自分に合った仕事を見つけやすいのが特徴です。

一般的な転職活動では、応募から面接などの選考期間を経て入社の内定の可否が出ますが、正社員のように厳しい選考期間が省かれるので紹介予定派遣の方が効率的に就職活動ができるのではないでしょうか。

企業側としても、実際に働く労働者の様子を確かめられるため、双方にメリットが多いシステムと言えます。

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紹介予定派遣は契約社員が多い

紹介予定派遣ですが、大企業になるほど正社員ではなく契約社員で直接雇用になるケースが多くなります。

契約社員で雇用されてから、数年後に正社員として雇用にしている企業がありますので、人材会社の担当に募集内容や過去の事例等をよく確認しておきましょう。

正社員になると給料が下がる

派遣社員で働いた後、念願の正社員になってから給与が下がるというケースが多く聞かれますが、これは派遣社員の給与設定が高めであるというのが要因です。

正社員雇用では、若い人から定年までの様々な年代の人が働いていますが、新卒や若い20代の人はお給料が安く、キャリアを積んでいくことによってお給料が少しずつ上がっていくのが一般的です。

そのため、若い世代の正社員で働く人に関しては、基本給が高い派遣社員と比べて給料が安くなってしまうという現象がが起こるのです。

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